あらゆる物事を“自分ゴト”に
自由に、しなやかに、
流れるように

伝説的な自動車雑誌と言われる『NAVI』編集部員から『MOTO NAVI』 『BICYCLE NAVI』『NAVI CARS』といった雑誌の編集長をつとめてきました。そのいずれもが、乗りものというハードウェアを紹介、評論するだけの雑誌ではなく、クルマ、オートバイ、自転車のあるライフスタイルをテーマとしたものでした。

そうした雑誌を長年にわたり企画、編集、制作するうちに気がついたのは、おもしろいコンテンツをつくり、読者の共感を得るためには、テーマを“自分ゴト”にして取り組まなくてはダメだということ。端的に言えば「自分が本当おもしろいと思えること」を発信していくということです。その感覚は今も、あらゆるコンテンツやイベントを企画、制作していくときに自分の中の“基準”として活きています。

自動車、オートバイ、自転車、音楽、ファッション、デジタル、もとより自分の大好きなモノやコトはもちろん、それに限らず自分が関わりをもつさまざまなモノやコトを面白がり、その感激や驚きをビビッドに伝えていくことが、自分の仕事であると思っています。

ひとつのモノ、コト、価値観に留まらず、自由に、しなやかに、流れるように生きていく。そんな自分の目指すスタイルを仕事にもフィードバックしていきたいと考え、「SASURAI K-SUKE」という名前をつけました。一緒に旅を続けていく仲間のような、そんな方々とよい仕事ができればと願います。

1967年東京生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、広告代理店勤務を経て雑誌編集者に。
1995年㈱二玄社に入社し『NAVI』編集記者。2001年『MOTO NAVI』創刊、2003年より『Bicycle Navi』編集長も兼務する。
2010年、雑誌の休刊を機に独立。出版社(㈱ボイス・パブリケーションを設立し『MOTO NAVI』、『Bicycle Navi』を復刊させる。2013年自動車雑誌『NAVI CARS』を創刊。雑誌、イベント、SNSなどを融合させ、読者を巻き込んだあたらしい出版のスタイルを模索する。
2019年よりフリーランスとなり、長年の雑誌づくりで培ったノウハウ、人脈を活かしながら、
編集者、モータージャーナリスト、メディアプロデューサーとして活動する。